嶋川センセの知っ得社会科ー女性のためのお仕事相談室ー

女性が働き続ける上での様々な情報を提供し、また仕事上の様々な問題を共に考えます。

2005年12月

今日は算数の勉強

いよいよ年の瀬もおし迫ってきました。何かと気ぜわしい日が続きますが如何お過ごしですか。
今日は算数の授業です。
前回の授業に引き続き、アンケート調査の問題です。

調査対象者89人のうち、22人が調査時点で「仕事をしたい」と回答しました。

Q1 彼女達が仮に全員仕事を見つけることができるとしたら、そのうちの何人の人が正社員になれるでしょうか。理由も述べよ。
A1 ゼロ。なぜなら求人票の正社員の年齢制限は35歳が大半だから。
 (うっちさんラッキーでしたね。全くの例外といってもいいほどです。)

Q2 全国平均と比較して、この調査対象者の非正規雇用者としての率は高いか、低いか。
A2 調査時点で非正規雇用34人+22人=56人
   56人÷89人=0.629 約63%
  全国平均の「女性雇用者中に占める短時間雇用者の割合」は39.9%(総務省統計局「労働力調査」2004年。ちなみに男性を含めた短時間雇用者総数に占める女性の割合は69.3%です。)だから、調査対象者の方がダントツ高い。

Q3 それはなぜか。
A3「この調査対象者が金持ちだから」なんて本気で思っていませんよね。 この文章の途中で気が付いた人もいるかもしれません。非正規雇用から短時間雇用者に表現が変わっているでしょう。

 そう 
 政府統計では週35時間未満の労働時間の人を短時間雇用者というのです。
 このブログを見ている人はどう思いますか。
 正社員でなければ、私達は「パートとか、派遣とか、嘱託」とかと思いますね。そして短時間雇用以外は正規雇用と思ってしまいますね。だから私は正規雇用以外は何時間働いていようと非正規雇用に分類しました。
 
 調査対象者の中には、非正規雇用者で週に35時間以上働いている人は22%もいたのです。
 ここに統計のまやかしがあります。
 
 一人で子どもを抱えて生きている人もいます。
パートの時給は904円(厚生労働省「賃金構造基本統計調査結果」2004年、ちなみに男性は1012円)。
Q4 これで20万円を稼ごうと思えば、月何時間働かなければならないでしょうか。
A4 200000円÷900円=222.2時間 1カ月に222.2時間
   では1週間では
   222.2時間÷4週間=55.55時間 1週間に55時間
 
 こんなに長時間働かせてくれるパート先はないから、何箇所もかけもちして働くことになります。
 これは現実に起こっていることなのです。

 今年最後の授業は、転職理由から非正規雇用の現状に話が飛びましたが、多くの女性がたどる非正規雇用を守る法律はあるのでしょうか。

 新年の授業もこの続きををします。
では良いお年をお迎えください。


 

 

人口自然減だって

今朝の新聞に「人口が減少した。生まれた人より、死んだ人のほうが1万人多い、これを自然減という」という記事が載っていた。
これに関連して「働き手不足、待遇改善」の見出しもあった。

わかさん、おすぎさん、クッキーさん、うっちさんが「不妊」についてコメントしてくれている。

これは「家制度とは、結婚とは、夫婦とは等」と深い問題を含んでいる。
人口減少なんだから「女性よ、子ども産まんかい」というような論調を政府やマスコミが言うと、なんやらうさんくさい。

「人口減少は女性の責任なの?」「そやから待遇改善してくれるの」って問い返したくなる。
子どもを産むか産まないかは、あくまで二人の問題であって、他人様がとやかくいう権利はないと昔から私は考えている。

前回の宿題の回答は、「結婚、出産、育児、親の介護」でした。
調査は選択肢の中から選ぶ形式だったので、以下のような結果でした。

転職した人の最高回数は7回でした。

1回目の転職理由「結婚、出産、育児、親の介護」
2回目の転職理由「結婚、出産、育児、親の介護」
3回目の転職理由「結婚、出産、育児、親の介護」
4回目の転職理由「結婚、出産、育児、親の介護」

「同じ内容は《〃》を使うとか、1回目〜4回目の理由は《…でした》と簡潔に表現するようにと先生授業で言ってたでしょう。」っていう声が聞こえてきそうですが、私はこう並べて書きたい気分なの
この調査をしたとき実際に介護をしている人はなかったので、転職理由は「「結婚、出産、育児」ということになる。

転職したということは最初の正規雇用の職場を退職したということです。
転職を続けて、現在はパートの人も、そのまま仕事をしていない人もいるということです。

調査の34人の非正規雇用の人と、「仕事をしたい」という22人の人は今朝の新聞の「待遇改善」の見出しをどのように考えるでしょうか。

この調査に協力してくれた彼女達は今年20年目を迎える「男女雇用機会均等法」とともに歩んだ年代の人達なのです。

今回の宿題は、今日の授業の感想です。コメントしてください。

誰かなって思いながらコメント読んでいます。

コメントをくださった方、ブログを見てくださった方、ありがとう。

このグログの中で、「わか」さんの不妊治療に対して「おすぎ」さんがコメントをしてくれました。
私の経験ではコメントできないことも沢山あります。
このように体験した人のコメントは何よりの力になります。

いろんなおしゃべりがこれからもできるといいですね。

このブログは「女性と仕事」というテーマになっていますが、これは、現在仕事をしている、していないに関わらず、みんなの問題でもあるのです。

40歳の人を調査してみて、仕事を語ることは人生を語ることだと思いました。

だから今仕事をしていない人も大いに意見を出してください。

今までの生きてきた経験がきっとこのブログを読んでいる人の力になると思います。

「りんご」さん、「恵」さん、「ゆみ」さん、「さち」さん、「サチ」さん、「ちひろ」さん、「りゅう」さん、「ゆっきー」さん、コメントありがとう。

手紙をくれた「ゆかり」さん、「愛子」さんありがとう。

「おすぎ」さん、「ヨシ」さん、「うっち」さん、「わか」さん、「こう」さん、「ゴーフル」さん、「クッキー」さん、「Fe」さん、「と」さん、「なるみぃ」さんにはアドレスにメールしました。

さあ、一時間目。

 ブログ開設の葉書は40歳から24歳までの女性に出しました。
 同窓会をしていない学年は消息が分からない人もあり、葉書が戻ってきました。
 年齢差も状況もさまざまな女性に情報を伝えることはなかなか難しいことです。
 仕事をしている人も、そうでない人も、結婚している人も、そうでない人もいます。
 私のブログの目的は勿論「女性と仕事」の情報を伝えることですが、このブログを読んでくれている女性が意見を言ったり、
他人の意見を聞いたりして、このブログを将来的に運営していってくれることも願っているのです。
 
 ですから、葉書を出せていない人があなたの近くにいたら、このことを知らせてください。
 決して無視していたのではないということを付け加えてね。
これが今日の一つ目の宿題です。

では授業を始めましょう。
 葉書に「ある学年に協力してもらって調査をした」と書きました。
今日はその調査の報告です。
この調査の内容は多くありますので、今日はその一部の「仕事状況」について書きます。
 
 
 今40歳の人を対象に調査しました。内容は「仕事」についてです。
 2002年の夏の同窓会で協力を呼びかけました。
 回収率は約70%でした。
 もう宴もたけなわのときに協力の呼びかけをしたので、殆どの人は級友とのおしゃべりに忙しく、聞いていなかったと思います。
 それにしては沢山の人が回答してくれたということもできます。
 こういう調査の回答は普通は20台%だそうです。


 回答者は89人でした。調査時点で正規雇用の人は18人でした。
 学校を卒業してからもずっと働き続けている人は17人、後の一人は出産後正規雇用になった人です。ラッキーといえますね。

 非正規雇用(パート、契約、嘱託など)の人は34人、
 
 自営業の人が13人(結婚した相手の家が自営であった人が多い)、
 
 仕事をしていない人が24人でした。

 この仕事をしていない24人のうち22人は「仕事をしたい」と答えています。
そのうち「今すぐ働きたい」が3人、
「今は無理だがそのうち働きたい」が19人、
その他が2人でした。
 「今は無理だがそのうち働きたい」人は、子育てが一段落したら働きたいという人が最も多くなっています。
 しかし、そろそろ親の介護をしなければならないという人もいました。

 ではこの現在非正規雇用の人が、正規雇用であった職場を去った理由と、
現在働いていない人が職場を去った理由は何だと思いますか。
 この調査対象となってくれた人はすぐに答えが分かったでしょう。
 
 ではこのブログを見てくれている年齢の若いあなた、答えてください。
これが二つ目の宿題です

 コメントで回答してくれると、先輩からアドバイスがもらえるかもしれません。
では一時間目の授業はこれくらいで。

切れていた糸がつながったようです。

消息の分かっていない人に上手く葉書が届くか心配でした。早速にコメントくださってありがとう。

しばらくの間切れていた糸がつながったようで心が温かくなりました。

先程東京から帰ってきたところです。今、男女雇用機会均等法の見直し作業が行われています。その審議をしている「労働政策審議会雇用均等分科会」の傍聴に行ってきました。その内容とコメントをくださった方に返事を書きたいのですが、まだ葉書が届いていない人もいるので、もう少しの間この「今日の授業はご挨拶」のままにしておきます。一週間に一度は内容を更新するつもりですから、すでにブログを見てくださった方、もう少し待ってくださいね。

今日の授業はご挨拶

大津商業高校・大津高校の女性卒業生のみなさん、仕事はどうですか。 大津商業高校・大津高校の女性卒業生のみなさん、お元気ですか。

葉書でお知らせしたようにブログを立ち上げました。 生徒と先生という出会いをした人も、そうでない人もこのブログを見てくれるかもしれませんから、まずはブログ開設のご挨拶から。

街で卒業生とよく出会います。そのとき話題になるのが仕事のことです。今仕事をしている人も、していない人もそれぞれに悩みがあると話してくれます。そこで私は大津商業の卒業生に「仕事」に関するアンケートをしました。 その結果はなかなかつらい内容のものでした。

例えば正社員だけれど仕事がきついとか、ばりばり働きたいのだけれど年齢制限があるとか、全く昇給しないとか、育児と両立しないとかセクハラがあるとか何年もパートのままだとか正社員なみに働いているパートだけれど賃金があがらないとか もういっぱい、いっぱい書いてありました。このような内容に改めて「女性が働くことのしんどさ」を思いました。そこで私なりに「仕事をする女性の状況は今どうなっているのか」を調べました。

 これから少しずつこの情報をブログに書いていきます。

このブログはコメントできます。ハンドル・ネームでコメントしてくださって結構です。携帯からでもOKです。 あなたのコメントを見て、同じ悩みを持っている人が投稿してくれるかもしれません。仲間と投稿しあううちに何かいい解決策が出てくるかもしれません。

投稿することで元気になるかもしれません。(落ち込むかも)

個人的に相談したい人は私に電話してください。 私は退職後、働く女性の味方となる多くの人々と知り合いました。その人たちがきっと力になってくれるでしょう。

希望に燃えて仕事を始めたあなたの現在の状況はどうですか。

何かお役に立てると嬉しいのですが。

もう仕事の一線から退いた人、関係ないと考えないで、誰かの力になってあげてください。

では今日は最初なので、これくらいで。 コメント待っています。

またこのブログをあなたの友だちにも知らせてください。 次回からも見てくださいね。 

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