6ヶ月ほど前から苦しそうに喘いでいたパソコンが、データーが取り出せないままついにダウンしました。このブログは新しいパソコンで書いています。


データーを取り出すために3日間パソコンと格闘しました。メーカーの無料相談も1時間以上占領しました。電話相談が繋がらなかった人がいらっしゃいましたらその一因は私です。私の力ではどうあがいてもデーターを取り出せないと理解し、あきらめるのに一週間かかりました。葛藤の期間に友人との飲み会があったのですが、悪酔いしてしまいました。いつもと同じ程度に飲んだだけなのにと、悪酔いの理由を考えたら、パソコン騒動が一因と思い当たりました。つくづく機械(パソコンは機械に分類していいのでしょうか)に支配されていると分かりました。

windows7、まったく使いこなせていません。という訳で、更新しないままのこの空白期間は、正真正銘の私のサボりが原因ではありません。ナニ?windows7の発売は一週間も前ですと?

今日は10月最後の日。なんとしても10月中に一度は更新しておかねば…。

ついで一言。バックアップは取っておくべきです。

 

以前「職務評価をやってみませんか?」に一人だけ卒業生が反応をしてくれました。

「職務評価って難しそう」。このブログでも何度か取り上げましたが、言葉だけでは理解するのが難しい。「百聞は一見にしかず」の通りなのですが、今働いている人は毎日が忙しいから、実践の機会が取れません。適切に説明してある記事を見つけましたので、今日はまずそれの紹介からします。


《一見通常の「人事考課」のようだが、危険性などの「労働環境」に注目したり、「感情的負担」など女性職の評価で従来対象とされなかった項目を重視するなど中身は大きく異なる。ケアワーカーの職務評価では、利用者の安全に配慮して気を抜ける時間がなく、コミュニケーションにおいてもストレスが多い精神的疲労が強いなどが評価されるような項目のある職務評価の内容であった。ちなみに人事考課でおなじみの評価者の主観に左右されやすい「能力」「協調性」のような項目はない。》週刊金曜日2009918日号より。

 

この照会文では、ケアワーカーの職務の特殊性について触れられています。覚醒剤使用で起訴されたタレントの酒井法子さんが「今後は介護の勉強をしたいと思います」と発言したのをTVで見ましたが、なんか勘違いしていませんか?と言いたいですね。

彼女は介護の仕事をどのように考えているのでしょうか?

彼女の状況から判断すると「罪の償い」のニュアンスも感じられます。「弱者への愛」すなわちボランティアの精神の発露?こういう安易な考えの人がいるから、ケアワーカーの職務が高く評価されないのですよね。「愛の精神だから賃金が安くていいだろう」ってね。
酒井被告だけでなく、政府の考えも同じのようです。派遣切りにあった人たちに訓練を受けてもらってケアワーカーになってもらおうとしています。


なぜ介護職に人気がないか?

そんなの聞かなくても分かります。労働に応じた賃金ではないからです。

 

今回のブログの報告は、職務評価と「同一価値労働同一賃金」について、日本で画期的な動きがあったことです。


それは商社兼松の判決です。以前にも報告していますので、概略が知りたい方は読んでください。2008227日のブログです。


まず次の文章を読んでください。職務評価を裁判の証拠として闘った兼松裁判の判決に対する原告と弁護団の声明の最初の部分です。最も重要な箇所があるので太字にしてこの項のみ全文紹介します。

 

 

兼松男女賃金差別事件最高裁判決についての声明

                                          200910月                           兼松男女賃金差別事件原告団・弁護団

 本年1020日、最高裁第三小法廷は、兼松男女賃金差別事件について、労働者側・使用者側双方の上告及び上告受理申立を棄却・申立不受理とする決定をなした。

この事件は、コース別雇用管理を適用した結果生じた男女間賃金格差の違法性を問い、慰謝料及び賃金格差相当損害金の支払を求めたものである。コース別制度は、同一の募集・採用区分(雇用管理区分)にある男女の差別しか撤廃できないという均等法のもとで爆発的に広がった賃金・雇用管理の手法であり、女性の低い賃金待遇を固定化・拡大するとして批判されてきた。原審である東京高等裁判所は、均等法制定を前に制度化された職掌別賃金が、過去の男女別賃金テーブルを承継しつつ女性の勤続年数が長期化しているのに男女間の格差を拡大・固定化させてきこと、商社における成約業務と履行業務は同等の価値を有していることに着目して、コース別賃金は、労働基準法4条に違反する賃金差別であるとし、差別による賃金格差を月額10万円に相当するとして、差別による慰謝料・弁護士費用とともに賠償を命じていた。今般最高裁は、この東京高裁判決を全面的に支持して確定させた。

 

簡単に説明すると「コース別賃金は、労働基準法4条に違反する賃金差別である」とは、労基法4条「使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取扱いをしてはならない」の解釈として、従来は「コース別、即ち総合職(主として男性)と事務職(一般職、主として女性)のようにコースが違う中での賃金差は労基法4条違反ではない」とされてきたのが、最高裁で「違反だ」と確定したのです。


この判例を使って、どんどんと女性たちが異議申し立てを会社に出来るといいのですが…。

(残念ながら、この解雇続きのご時勢。「なに!男女賃金差別だと。正社員だけで十分だろう。」という声が聞こえて来そうです。)


しかし、問題もあります。

「続きを読むに原文がありますので、ちと難しいですが読んでみてください。超要約すれば、以下のようになります。

原告は6人ですが、男女賃金差別が認められたのは4人でした。

認められなかった2人の理由は、一人は「勤務年数が短い」。もう一人は途中から秘書室勤務になっていて、秘書の職務は男女賃金差別の対象にはならない。

一方、認められた4人の職務内容は、男性が契約した内容を原告たちが事務処理し、実際に動かす仕事なので比較対象になりました。


職務評価の点数が証拠として採用されましたが、男性の70%の価値しか認められませんでした。点数では男女差はもっと少なく、中には男性よりも点数が高い女性もいました。

 

14年も闘い続けた兼松の原告たちの男女の賃金差に疑問を持つ女性たちへの贈り物を生かす第一歩として、「あなたも職務評価をやってみませんか?」というのが私の宣伝です。


興味関心のある人はコメントください。コメントは公表されないように設定してあります。

では今日はここまで。「続きを読む」もよろしく。

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