今回は「わからない」シリーズです。

エジプトで大統領辞任要求の運動が起こりました。そして、ついに2011211日ムバラクは辞任しました。チュニジアはジャスミン革命、エジプトは何と呼ばれるのでしょうか?連日のTVに、大統領の辞任を要求する人々が映し出されていました。その中に、少なからず女性がいるのを見て、このデモ隊の要求はホンマもので、成功するだろうと考えました。


イスラム教で分からないことの最大のものが、女性の立場です。イスラム教の創始者ムハンマドは、女性の権利を認めていた筈です。娘にも財産を残しています。ところが、サウジアラビアとかイエメンとかイランとかアフガニスタンとかでは、女性は表に出てきません。人口の半分を占める女性は発言せず、男性だけでものごとを決めるのは何かヘン!アフガニスタンのタリバンは「女性に教育は要らない」という立場です。イランとかは、女生徒を教えるのは女教師、女性の患者を看るのは女医と決まっているので、女性も職業を持って自立しているとしています。しかし、「日本の主婦は夫の給料を管理しているから強い」との論調とどこか似ているようにも思えます。

以前にも紹介しましたが、韓国ドキュメンタリー映画「外泊」のストライキは
500日以上にわたって行われました。この映画は、観る人によって様々なに受け止め方が出来ます。500日以上も続いたのは、主体が女性たちであったこと、スーパーマーケットを占拠して最初にしたことが「食事作り」だったことに私は注目しました。生活と行動が一致しています。エジプトの女性の姿を見て「この運動はホンマもんだ」と思ったのと同じ視点です。しかし、最大野党のムスリム同胞団は、女性が大統領になることを認めていないのだそうです。本格的な民主化はこれからですが、日本の状況もそう変わらないとも言えます。

なぜなら、政府の社会保障改革集中検討委員会のメンバーは全員が男性。人事を考えたのは、与謝野
国務大臣 
(経済財政政策担当・少子化対策・男女共同参画担当・社会保障・税一体改革担当)です。「女性の自立」を説いた与謝野晶子の孫とは到底思えない鈍感さ!というより、社会の半分を構成するもう片方の性の存在にすら気がついていない。無知は最大の罪です。委員には、以前「女性は子どもを生む機械だ」と言った柳沢元厚労大臣も入っています。こんな人に、日本の将来のことを託したくありません。


わからないこと。子ども手当ては「ばらまきなの?」

マスコミは野党がばらまきと言うのをそのまま報道しています。というより、同調しているようにもみえます。「子ども手当て」は、女性が経済的に自立するための第一歩だと私は思っているから、「ばらまき」の意味が分かりません。先進国はもっと手厚く実施しているではありませんか。反対する理由に地方自治体の負担があるとするなら、「全額国費で」と言えばいいのです。まだ小額ですが、経済的に自立できないからDVの夫の元から逃げられないとか、シングルで子どもを育てている女性とかには役に立っているはずです。子ども手当てと同時に、以前の累進課税率の復活とか、第三号被扶養者の扶養控除とか、国民年金第3号被保険者制度の廃止とかを同時進行し、どういう生き方を選ぶにせよ、女性が自立できるようにするのが重要で、子ども手当てはその最初の一歩だと思うからです。「子ども手当てよりも保育所を」という政府の代弁者のような論調よりも、「子ども手当ても保育所も」と、なぜ野党もマスコミも言わないのかしら?他に節約するところあると思いますが。


長くなるのでこれで最後にしますが、寺島実郎さんの講演を聞きに行って来ました。寺島さんは条件付でTPP賛成(「仕方ないなぁ」という感じ)、以前書いた浜矩子さんは反対でした。これもわからないですね。

浜さんの宿題は、寺島さんの講演内容と併せて次回書きます。「他に節約」のヒントを講演から貰いましたので。
では今日はここまで。