旧知の元同僚と三井寺を散策してきました。

疎水の桜も先週末でお仕舞いのようです。桜吹雪の中を歩きました。

 

さて、今日のブログはILO勧告の続きの予定でしたが、緊急性の強いニュースが入ってきましたので、それから始めます。ILO勧告の続編は次回に回します。

 

一つはお知らせです。

私も会員のACW2からです。

 

≪パートホットラインで声を上げよう≫
いよいよ改正パート法スタート。しかし、現実は?

職場から、地域から、あなたの声を聞かせて下さい。

働く女性の全国センターACW2は、07年1月に発足したNGOです。働く女性のホットラインを常設して、女性たちの声を国会や厚生労働省などへ届けています。4月からのパート労働法改正が職場でどのように活かされているか、厳しい現場の声を聴くために集中ホットラインを計画しました。
パート労働者を雇用しているのは、企業全体の65.5%で、従業員規模別では15人未満の企業は43.5%100299人以上の企業では82.1%と規模が大きくなるほど割合が高くなっており、パート労働者は企業にとってなくてはならない存在です。
今回の改正法は、パート労働者と正社員など通常の労働者との差別的取扱いを禁止するはずのものでした。しかし、ILO175号条約の趣旨である均等待遇から大きく外れ、改正パート労働法で差別が禁止されるパート労働者はわずか数パーセントに過ぎません。今回の改正パート労働法は経営者側にとって、都合のよい法
改正となっており、多くの企業が改正されても「影響なし」と答えています。よって、格差の拡大と差別を固定化するものです。3年後のパート労働法の見直しに向け、ホットラインを活用して現場の声を集めながら、私たちが望む均等待遇を実現できる法律にしていきたいと思います。

0120−787−956(フリーダイヤルなやみなくそうコール)
全国集中ホットライン

全国どこでも無料・秘密厳守
日 時 2008年5月9日(金)18:00から21:00
        5月10日(土)14:00から17:00
        5月11日(日)14:00から17:00

 

2つ目は、同じくACW2が企画した厚労省交渉の結果の報告です。

410日厚労省で、改正パート労働法について交渉が行われました。

 

関係省庁出席者は、
厚生労働省 労働基準局 監督課 法規係長 
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 短時間・在宅労働課 企画法規係長 
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 短時間・在宅勤務課 均衡待遇推進室係長
厚生労働省 政策統括菅付 労働担当参事官室 室長補佐
厚生労働省大臣官房地方課 労働紛争処理業務室 労働紛争係長
内閣府男女共同参画局 推進課 課長補佐
内閣府男女共同参画局 推進課 推進係長 
(この人たちを官僚というのですよ。)

国会議員は

小宮山洋子衆議院議員、西村ちなみ衆議院議員、郡和子衆議院議員、神本みえ子参議院議員、高橋千鶴子衆議院議員、小池晃参議院議員、福島瑞穂  参議院議員。木原誠二衆議院議員・岡本みつのり衆議院議員・相原久美子参議院議員は秘書が出席。

報道関係者は 朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、NHK

3時から4時というたった1時間の交渉でしたが、このメンバーの出席を依頼し、調整するのは本当に大変なエネルギーを要しただろうと思います。


☆合同酒精のパートタイマーの実態と、このブログに度々登場する名古屋銀行の29年目に入ったパート労働者の坂さんが質疑しました。


名古屋銀行が、今年4月から施行された改正パート労働法を、いかに銀行側に有利に運用しようとしているかは再三団交の様子を書いてきました。

 

合同酒精の方の報告の詳細は分かりませんので、ここでは坂さんのことを報告します。ACW2の報告には、「議員の方からも、改正パート法で懸念したことが現実になった。現場の事例に愕然としたと驚きの声が上がった」とあります。

(改正パート労働法は名前だけで、正社員になる人なんか誰もいないのではないかと最初から言われていました。愕然とした声って、最初から分かっていたはずと、私は「議員の愕然」に愕然としてしまいましたわ。)

坂さんは、名古屋銀行の正行員転換制度について質問しました。最短でも4年、でもこれは昇給が一年で3段階ほどアップしての話し。良くても、年に一度1号昇給するのが普通でしょう。それもパート労働者なのですから。いまや銀行は、カウンターに座っている人も殆どが契約とか派遣とかのパート労働者です。正規と非正規の仕事は交じり合い、明確に線引きはできないのが現実です。それは銀行に勤めている卒業生も言っています。

 

同じ仕事をしている人を、なんやかんやと屁理屈を付けて、順当に毎年1号ずつ昇給して7年もかかる転換制度が果たして、改正パート労働法の目的に合致した制度なのかどうかについての坂さんの疑問に対する厚労省の見解は、「違法とまではいえない」(なんのこっちゃ!!)とのことです。

 

坂さんは仕事が終ってから毎晩遅くまで、今回の交渉のための文章を書き続けました。勿論新幹線代も自前で、一日の賃金何千円かを犠牲にして東京へ行ったのです。本人の疲労感は相当なものだったと察します。疲労は徒労に終るという一日だったようですね。

 

最初から分かっていたはずの結論。しかし、何も言わなければ、何も変わらない。というわけで、一番目のホットラインへ、是非思いの丈をぶつけてください。

では今日はここまで。