私が今取り組んでいるのは「同一価値労働同一賃金」に至る職務評価の普及です。先日も、ある裁判の集会に参加しました。この裁判は一審で負け、今高裁で裁判中です。高裁はよほどのことがない限り、一審以上の証人尋問とかはしません。それをしてもらうためには、新たな事実を提出しなければなりません。今回、解雇された原告がどれほど重要な仕事をしていたかが新たな証拠として提出され、原告の証言の機会が認められました。その経過を聞きつつ、「あれっ!弁護士は職務評価を知らないな?」と思いました。弁護士ですらご存知ない「職務評価」を普及させるためにはかなりの宣伝が必要です。そこで、「宣伝ビラ」を作ることになりました。ここ何日もキャッチコピーを考えていますが、いい案が浮かびません。

そして、とんでもないことが起こりました。福島原発の事故現場で働いている作業員2人が高レベルの放射線量を浴びました。東電はこの現場に放射線で汚染された水たまりがあることを事故が起こった六日前に知っていたけれど、その情報を知らせていなかったことが分かりました。「情報を共有できていなかった」ではなくて、「知らせていなくて申し訳ありません」が正しい言葉ではありませんか、東電の幹部の方。
2人は下請け、孫請会社の労働者でした。これらの会社は「親方の東電から言われれば危険な作業でも断れない」と述べています。

今回の被爆された作業員の仕事内容が、職務評価を知ってもらえるきっかけになるのではないかと思い付きました。

職務評価は4つの項目で評価します。
これからはクイズです。

仕事内容は原子力発電所です。

東電の社長と現場の作業員について仕事に対するレベルを答えてください。

1.原発に対する知識はどちらが高いでしょうか?

2.原発に対する技能はどちらが高いでしょうか?

3.原発に対する責任はどちらが重いでしょうか?

4.危険はどちらが高いでしょうか?

5.労働時間はどちらが不規則でしょうか?
6.ストレスはどちらが強いでしょうか?

7.肉体的にはどちらがしんどいでしょうか?

8.不快さはどちらが強いでしょうか?

9.問題解決力はどちらがより求めれられるでしょうか?

10.コミュニケーションの技能はどちらにより求められますか?
では、最後の質問です。給料はどちらが高いですか?

(上の質問項目で、社長に最も求められるのは「責任」だと思います。責任には「人に対する責任」「金銭(利益)に対する責任」があります。責任は企業のトップである社長が負うと一般常識では思いますが、事故発生2日目くらいに「原発現場から撤退します」と首相に言って、怒鳴られたと報道されていました。責任取らなくてもいいとは、気楽な稼業ですね、と毒づきたくなります。社長の方がレベルの高いのは9.10でしょうか。ということは作業員の方が求められるレベルの高い項目が多いということになります。社長業は身近に知り合いがいないので、分からないことも沢山ありますが、給料の額と正比例しているとは、とても思えません。)

 

どうですか?職務評価の方法の一端、理解してもらえたでしょうか?こんな風にして、それぞれの仕事内容にレベルを付けていきます。

現場で働く人の仕事がもっと高く評価されるために、手に職を持っている人が大切にされるために。
どうです!職務評価って使える手段でしょう。

原発反対!

では今日はここまで