今年もお付き合いください。

4日は仕事始め。東日本大震災の東北各県の県庁の「仕事始め」の様子が放映されました。壇上の知事の前に陣取る幹部クラスは男性ばかり。年度途中だからと大目に見てあげますが、来年度女性に地位を半分譲ってくださいね。2012年も「脱原発と女性の登用」を言い続けます。
また、昨年のこの時期に疑問に思った「証券取引所の大発会に着物姿で写っている女性たちの着物代&着付け代&美容院代は誰が負担しているの?」のブログにコメントを頂きました。そうか、派遣の女性もいるんだぁ〜!(コメント欄の一番上)

突然ですが、TPPについてどう考えますか?「賛成それとも反対」。近所のJAバンクには、「反対!はんた〜い!」の幟がに所狭しとなびいています。

分からないまま新聞や本を読んでますが、賛成派の言うことに「なるほど」と心動き、反対派の言うことにも「なるほど」と、考えが定まりませんでした。ところが直接TPPに関係のない『バグダッドバーニング機Ν供を読んで、考えが定まりました。TPPは、グローバル経済で恩恵を受け、もっともっと富が欲しい人たちの戦略の一つであると考えたら分かりやすいようです。それが経済用語で「グローバル経済」「爛熟した資本主義(これはわたしの造語)」と呼ばれようともです。『バクダッドバーニング』は、経済の本ではありません。イラクの首都バクダッドに住む女性のブログです。リバーベンドはハンドルネームです。日本語にも訳されています。本を購入しなくてもネットで読むことができます。このサイトの「日本語訳」をクリック。
http://www.geocities.jp/riverbendblog/

2007年が最新版です。それまでの分は右側に過去のログがあります。「最新版なのに、なぜ2007年までなの?」と疑問を持ちますよね。そうなんです。彼女の現在の消息は分かりません。シリアに2007年に逃れ、その後のブログは途絶えています。昨年は「中東の春」と言われたように、エジプトのムバラクやリビアのカダフィが長期政権の座から引きずり下ろされました。しかし、彼女の逃れたシリアは今、政府軍と反政府市民とが内戦状態です。アサド大統領は強硬派で、市民の血がたくさん流されています。難民となって逃げ込んだイラク人の生きる道はあるのでしょうか?


2011
年にアメリカはイラクから完全撤退しましたが、今もほぼ毎日爆弾で死傷者の出ているイラク。リーバベンドのブログを読めば、占領下で生きるということがどういうことかよく分かります。そしてアメリカが何を目的にイラクに侵攻したかも。こういう一人ひとりの発する言葉にこそ真実が書かれていると思いました。そういう意味では、昨年311日の地震・津波も福島原発も、ジャーナリストや研究者が書くだけでなく、体験した一人ひとりが書いて残しておかなければならないことです。私のブログも、そういう点では意味あるのかもしれません。


新年早々の話題は、私が約2年間応援していた裁判の報告です。原告は研究者で友人です。記者発表した弁護団の声明を先に読んでください。ここまでで十分長い文章になったので、解説は次回に回します。

経済学部和解解決のご報告
20111226
京都地裁に係属していた、嶋田ミカを原告、学校法人龍谷大学を被告とする地位確認等請求事件につき、1222日、両者間で和解が成立いたしました。
本件は、龍谷大学経済学部サービスラーニングセンターの助手として3年の期限付きで雇用された原告が、1回目の更新時に雇い止めされたため、少なくとも1回については更新されるはずであった旨を主張して、地位確認等を請求した事件です。
和解の具体的内容は、被告が雇い止めの意思表示を撤回するとともに、原契約を合意解約したうえ、原告を新たに1年間、龍谷大学アフラシア多文化社会研究センターで雇用するというものです。
本件においては、昨年7月の提訴以降、計7回の口頭弁論を重ね、審理が続いておりましたが、本年10月中旬より、予定されていた証人尋問の実施をいったん延期し、原被告間で和解に向けた協議を重ねてきたものであります。
今回の和解内容は、雇用期間が1年にとどまるとはいえ、本件のような非正規雇用の地位確認請求訴訟、特に、初回更新時の更新拒否事案において、使用者側に雇い止めを撤回させ、事実上の「職場復帰」を実現させる内容の和解が成立したことは、非正規労働者に対して厳しい司法判断が続いたり、勝訴判決を得ても金銭解決にとどまり職場復帰を果たせない事例も多いなかで、画期的といえます。
雇用期間が1年に限られることに関しては、原告の思いを最大限満足させる内容とは必ずしも言えません。しかし、原告としては、「職場復帰」を果たすことが何よりも重要であると考え、また、少なくない関係者の方々が、原告の訴えを重く受け止め、その解決の方向性を真剣に考えてくださっているとも感じましたので、ここに和解を受け入れる決断をしました。
原告はこれまで、雇い止めされる前から、龍谷大学教職員組合、「嶋田ミカさんの雇用継続を求める会」をはじめ、多くの方々の支援に支えられてきました。今日の和解解決も、支援者のみなさまのお力添えによるものと、深く感謝しております。
以上原告嶋田ミカ、原告弁護団

今日はここまで