次の「職場の組織図」を見てください。

4つの部署があります。□:正規職員、●:8時間勤務の非正規、○:7時間勤務の非正規

A部署は□・□・□・●・○

B部署は□・□

C部署は□・□・●・●

D部署は○(アさん)・○・○

●と○は、単に労働時間の違いだけではありません。○はパート労働法対象者です。●はフルタイムパート(へんな言葉!)なので、パート労働法は適用されません。

ここからが問題です。

D部署の○(アさん)は、正規職員と比べて賃金が低いことを問題とします。D部署は、この組織図の重要な仕事をしている部署です。しかし、全員が非正規です。ということは、外部から見れば、彼女たちは正規職員と思われています。
では、○(アさん)は、誰と賃金を比較するべきでしょうか?

「勿論、正規職員と比較するべき」と答える人が大多数でしょう。D部署には非正規しかいないから、D部署の三人では比較できません。○(アさん)は、裁判に訴えました。裁判官は「アさん、あなたは賃金額をどれくらい欲しいのか、明確に立証していないから却下します」という判決をします。同じ部署に正規職員がいれば、その人との仕事内容と比較して、それを賃金差に当てはめることができます。言い換えれば、裁判官は「同じ仕事をしている部署に正規がいないから、比較できない」と言っているのです。D部署の三人は永久に、「正規並みの賃金を」ということができません。A・B・C部署の正規職員と比較するのが、同一価値労働同一賃金の考えです。裁判官は、ILOが日本政府に勧告している、職務評価制度を知らないということを露呈した判決です。これでは、非正規は救われません。アさんの悔しさは想像に余りあります。

 

住んでいる地区の「ガラス瓶の収集方法」が変わりました。

透明瓶と茶色瓶はガラスの収集日に、それぞれ市の指定袋に別々に入れて、それ以外の瓶は「燃やせないゴミ」の日に出してくださいとのことです。

今までは、瓶ならば何色でも「瓶」の収集日に出すことができました。

最近、国産ワインを愛飲しています。緑色です。先日、呑んだドイツ産ワインは透かして見るとブルー系、透かさないと茶色に見えます。友人から貰って大切に呑んでいた日本酒の瓶はすりガラス状でした。

苦情兼要望を伝えるため、市に電話しました。電話で対応してくれたのは女性、「同じ苦情を何件も貰っています」とのこと。「上司に伝えます」との返事に、雇用形態を聞きました。非正規だそうです。上司に伝えても、上司が動かなかったとき、彼女に「ちゃんと改善してください」と言う権限はないでしょうね。市民の声を直接聞くところこそ、正規の職員を配置するべきです。全員が正規職員があらまほしき姿ですが…。公務員バッシングの結果の公務員削減は、時として何倍もの無駄を生みだしているかもしれません。


大学で教えている友人の話し。女子学生の結婚願望が強く、働く意欲が薄いとのこと。「一生、男性に経済的に面倒見て貰えると思っているの?」との私の問いに、「単なる願望だけ。男子学生は働くことにもっと暗いイメージしか持っていない」との返事。国家戦略経済特区とか、残業ゼロとか、派遣法の改悪とか、限定正社員とか、解雇制限の緩和とか、そりゃ、過労死、低賃金の将来しか浮かばないかも知れませんね。こういう若者のこと、安倍さんは分かっているのかしら?

このブログは、学者が書く労働問題ではありませんから、出来るだけ私の見聞きしたことを発信したいと思っていますが、最近、身近なそういう話題がありませんので、更新ができませんでした。

では、今日はここまで。いよいよ梅雨です。
黴を生やさないように気をつけましょう。