労働者派遣法の審議が参議院に移りました。

衆議院を通過した「安保法案」を、例えれば「すべての道はローマへ通ず」的に、「すべての道は安保法へ通ず」と考えると、労働者派遣法の改悪も納得が行きます。

衆議院の自民党議員の中に、少しは心が痛む議員もいるかと想像していましたが、法案が可決された直後に「拍手」が起こったと報じられていました。
「中国とか攻めてくると、やはり日本も」と安保法
を容認するかのような市民の声も報道されていますが、そして今もBSプライムニュースで維新の議員が「具体的にどんな脅威があるかを政府が国民に示してくれれば、国民も納得するのではないですか」と言ってますが、なんか騙されていませんか?

今回の戦争法は、アメリカの要請があれば自衛隊は出動するという法律なんですよね。アメリカがなぜイラクに侵攻したのか、南米のショックドクトリンの狙いは何であったのか等々、マスコミももっと説明するべきです。正義の戦争、その正義は誰の正義かをよく見極めなければ。イラクに侵攻したアメリカの、誰が最も儲けたかを知りたいです。

NHKEテレ「女たちは平等をめざす」の放送を見ました。
均等法と労働者派遣法がセットで成立し、それが女性の地位の向上に寄与したのではなく、現在の
2000万人とも言われる非正規労働者、その7割が女性という状況のスタートだったということを識者が述べていました。
1995年の日経連「新時代の日本的経営」、規制緩和も、教育基本法改正(改悪)も、何もかもが、安保法制に繋がって行く道筋だったです。

戦争法制の陰に隠れて、着々と進んでいく労働者派遣法、参議院でも、法案が成立したら拍手が起こるのでしょうか?参議院での
情報が入ってきたら報告しますが、派遣労働者の声が下記のサイトで読めます。さらに増えています。
http://haken.hiseiki.jp/documents/enquete.html

医師兼灌漑用水路総監督として、多くのNGOが離れたアフガニスタンの地で活動しておられるペシャワール会総院長中村哲さんのことばをお借りします。


欧米では預言者を揶揄することが流行り、それが表現の自由であるとされました。世界全体が、露わな暴力主義と排外主義の毒に侵されて行くように思われました。利権を主張して弱者を圧するのが当然のように言われ始めたのです。このような世界をためらいつつ歩んできた日本もまた。良心の誇りを捨て、人間の気品を失い、同様に愚かな時流に乗ろうとしているように思えます。先は見えています。アフガニスタンを破壊した同盟者にならないことを願うばかりです

では、今日はここまで。