大津の地に、社民党の福島みずほさんが来られましたので、少しの時間会って頂きました。その理由は、支援しているハローワーク雇止め裁判の実情について、国会で質問して欲しいと思ったからです。

このハローワーク雇止め裁判は、現在最高裁に舞台を移していますが、非正規で、毎年更新を繰り返しながら、9年間働いてきた原告に全くと言っていいほど勝ち目がありません。裁判官の判断基準は法律です。国、地方自治体に働く非常勤公務員は、民間に働く労働者の権利を保障したような法律が少なく、無権利状態なのです。
お会いしたのは、321日の夜でした。翌日「同一価値労働同一賃金」について、その次の日に「非正規公務員」について、参議院で質問しようと考えていたのでと、逆にいろいろと尋ねられました。
ハローワークに働いていた原告は、「はい、あなたは雇止めです。41日から来なくていいです」と、公募と言う一見公平な名のもと、面接試験終了15分後に言われました。何が不採用の理由なのか、なぜ原告だけが不採用になったのか、分からないままでした。このような立場の人が沢山いるので、非常勤公務員の質問は、圧倒的に多い女性の労働問題と位置付けて福島さんは、質問されました。ネット中継は下記のサイトで見ることができます。

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 

22日は同一価値労働同一賃金についての質問です。

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

福島さんが確認されたのは、以下の点です。

平成2411月作成の厚労省の「パートタイム労働者の納得度を高め能力発揮を促進するために」〜要素得点法による職務評価の実施ガイドライン〜については、国際基準の職務評価ではない。

*職務評価とは、ILO100号条約にある「知識・技能、責任、負担、労働環境」の4大ファクターに基づいた職務評価制度である。

*同一労働同一賃金は、同一価値労働同一賃金の意味である。その根拠は、従来から政府は「ILO100号条約(100号条約は、同一価値労働同一賃金を謳っている)を批准したからといって、国内法を新たに作る必要はない。なぜなら、労基法4条にこの概念は含まれているから」と答弁してきている。

 

ということで、同一労働同一賃金の審議会が早速今日から始まりました。メンバーに、このブログにも時々登場する、ILO100号条約、そのツールとしての職務評価を研究している研究者は一人も入っていませんでした。
以前、女性労働問題を討議する会場で、「学者の役目は何ですか」と質問がありました。多分に、研究ばっかりしていて、実動してください、の意味を含んでいたようでした。その時の研究者の回答は「政府の審議会等で、発言することです」でした。研究者が望んでいても、政府に都合の悪い研究者を審議員として招かない傾向は最近ますます顕著なようです。

委員の名前は、このサイトで。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000117326.pdf


審議会そのものは、次のサイトで。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000117320.html


資料は以下のサイトで。
P32に「正社員の方が非正規従業員よりも賃金が高い要因」があります。「責任」がトップに来ています。4大ファクターによる職務評価で、実験してみたいですね。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000117327.pdf

 

最後に、竹信三恵子さんの【「パワハラ公募」に泣くハローワーク非常勤相談員】を読んでください。自由に使ってもいいということですから、拡散してください。

http://synodos.jp/society/16439

では、今日はここまで。