「ブログにアクセスしたら更新されてなかった。病気かと心配してたんやで」と友人から言われ、書き手の動静を案じてくれている人もいることを再認識。すみません。長い間更新できていない理由は「私だけしか書けない労働問題がなかった」ということを根拠にする怠慢でした。

今、傍聴等で支援をしている裁判は、「東和工業男女賃金差別裁判」、「茨木ハローワーク雇止め裁判」、「ラジオメーター女性差別継続雇用拒否・女性差別賃金裁判」の3つです。東和工業男女賃金差別裁判と茨木ハローワーク雇止め裁判は現在最高裁に移っています。最高裁の場では、口頭弁論が開かれることは絶望的と言っていいほどありません。だから、最高裁に上告した2つの事件が今どのように扱われているのか、まったく知る方法がありません。絶望的にと書きましたが、弁護士は当然この実態を十分に知っているので、「上告しても徒労に終わるだけ」と言うことが多いようです。最高裁に上告するのは、理は原告側にあるのに、地裁も高裁も負けて、このままでは「泣き寝入り」ではないかと考える原告たちの理不尽な力に対抗する知性の行動です。
ハローワーク雇止め裁判は、支援者の「このまま座して判決を待つだけ?」の声に押されて、現在団体署名を集めている最中です。多くの団体が賛同署名をしてくださっています。すでに最高裁に届けた分もあり、現在も集めている最中です。グループで活動している人で「賛同してもいいわ」という方は、

http://hw-yatoidome.jimdo.com/団体署名のお願い/

からダウンロードしてください。

ラジオメーター裁判は、まだ始まったばかりなので追々報告していきます。74日に裁判があるので傍聴してきます。

 

さて、私だけしか書けないことではありませんが、「同一労働同一賃金」について報告します。政府は「同一労働同一賃金」と「同一価値労働同一賃金」とは別物であると考えています。以前から何度も書いているように同一労働と聞くと、職場のいろんな労働を思い浮かべる人も多いかもしれません。トヨタのような大企業ではもしかしたら全く同じ仕事内容をこなしている労働者がいるかもしれませんが、「同じ仕事」は何をもって同じとするか、難しいです。車内には、メーター、エアコン、オーディオ等があります。これをそれぞれに取り付ける労働者は「同じ仕事か、そうでないのか」。

さて、今朝の朝日新聞に次のような記事がありました。

 同一労働同一賃金が実現しても、同じ仕事の賃金差はなくしにくいと考える中小企業が多いことが、日本商工会議所が29日発表したアンケートでわかった。人によって違う仕事のこなし具合や、将来の期待値などを賃金に含める中小が多いためだ。 今春、2405社が答えた。労使紛争で賃金差の理由を求められた場合、立証が難しい項目を挙げてもらった。最多は「本人の生産性」(47%)。事務職などは仕事の成果をつかみにくく、こなし具合に個人差があるが、差の数値化が難しいためだ。政府が検討中の同一労働同一賃金について、賛成の立場の日商だが、「中小企業がこれまで積み重ねてきた労働慣行に配慮し、慎重に進める必要がある」としている。

このような解釈で同一(価値)労働同一賃金を考えてもらったら困ります。ILO推奨の職務評価制度を学んでぇ〜!と、政府の労働政策審議会と経営者に言いたい。もちろん、労働者は当然です。

では今日はここまで。