嶋川センセの知っ得社会科ー女性のためのお仕事相談室ー

女性が働き続ける上での様々な情報を提供し、また仕事上の様々な問題を共に考えます。

カテゴリ: 女性の人権

相も変わらず、書き始めてから数日経っています。

3月8日は国際女性デーでした。TVでも新聞でも殆ど扱っていませんでした。東京では300人規模の行進があったようですが、アメリカでは「女性がいなかったら」と、職場を休んだり家事を減らしたりする取り組みがあったと9日の夕刊で知りました。
36日「外国人の家事労働者」についての勉強会があったので参加してきました。平日の大阪駅20時過ぎの電車は混んでいました。座ることができた私は、大阪駅を出発してすぐに傍に立つ妊婦に気が付きました。8か月くらいかな?「代わりましょう」「ありがとうございます。でも結構です」。そうか大阪駅から5分の新大阪で降りるのかと納得。ところが新大阪で降りる気配なし。丁度横の席が空いたので私のカバンで場所を確保(ひゃーおばさん行為!)。「どうぞ」「はい」。結局彼女は私が下車した大津でもまだ座っていました。最悪の場合ずっと立つつもりだったのかしら?そこそこの乗客のいる車中で、妊婦や乳幼児連れが舌打ちされることがあると聞いたことがありますが、彼女にはもっと厚かましく乗って欲しいと思いました。

さて肝心の「家事労働者」についての報告ですが、ここは女性労働の観点から見てみます。

講師はヒューライツ大阪の藤本さんです。

藤本さんのレジュメに沿って以下に。


政府は
20146月「日本再興戦略改訂」を閣議決定します。内容は、介護・家事の負担を軽減し、「女性の活躍促進」を目的として「外国人の人材を活用すること」です。

外国人の人材については、既に受け入れている技能実習制度と介護福祉士に新たな変更事項がありましたが、ここでは、国家戦略特区における家事支援人材(家事労働者)を受け入れることについて取り上げます。

〜特区に名乗りを挙げ、具体的に動き出しているのは大阪と神奈川です。特区になると家事労働が日本人家庭でも働けるようになります。それまでは、例外的に外交官や日本の企業の重役に就く外国人は、母国から家事労働者を連れて来ることができましたが、基本的に外国人が家事労働者として日本で働くことは認められていませんでした。今回、特区に指定されたところで受け入れることになりました。〜

 

家事労働者の仕事内容です。

炊事、洗濯、掃除、買物の一般的家事

*上記に関連する、赤ちゃんをふくむ子どもの世話や保護。

身体介護以外の高齢者の補助など家庭で日常生活を営むに必要な行為の代行や補助。

〜在宅高齢者のケアをするヘルパーの仕事内容は、生活援助(通常の掃除や洗濯、調理など、日常的な家事)と、身体介護(食事介助、入浴介助、排泄介助、歩行介助など、直接利用者の身体に触れる介護)の2種類に分類されます。高齢者のいる家庭から要請があって派遣された外国人家事労働者は、身体介護はしてはいけません。例えば、調理をすることはできますが、その食事を食べさせる行為はダメです。誰がチェックするのかしら?〜

 

◆資格要件は
18歳以上、1年以上の家事代行や補助の実務経験があり知識・技能があり、基本的な日本語が理解できること。単身者。


具体的にどのように日本で働くのでしょうか。

家事代行サービス会社(事業主)がフルタイムで直接雇用する。家事サービスを利用者しようとする者(利用者)は家事代行会社と契約する。直接利用者と家事労働者が契約しない。

利用者の家に住み込むことは禁止。

(住み込みの家事労働者が利用者から虐待を受けたり、イスラム圏では、利用者にレイプされた家事労働者が「男性を誘惑した」という理由で死刑になるケースがあります。)

雇用期間は3年。

事業主は雇用契約書を交わす。

賃金は、同等な仕事に就く日本人と同額以上。

(フィリピンでの募集広告では、17万円弱の金額が提示されているそうです。神奈川の最賃に週5日、18時間労働でほぼこの額になります。)

事業主は住居を用意する。

以上のような雇用契約が守れているかどうかは、国や自治体から成る第三者管理協議会が監査する。

 

いろいろ疑問が出てきますが、女性の立場で考えてみます。
利用者、家事労働者双方に関連すること。

18時間、家事代行を利用するより、保育園のお迎えから3時間とかのある時間帯を依頼する利用者の方が多いと思います。需要の時間帯が集中する場合、労働は細切れになる可能性が大です。フルタイム8時間が確保されるでしょうか。細切れで計8時間、拘束12時間なんてこともあり得ます。

*下記の記事によると一時間2,500円とあります。誰でもがこの金額を出すことはできません。「保育園落ちた。日本死ね」の保育園待機児童は一向に解消されていません。

「女性の活躍促進」を目的としているこの制度、まずは日本の男女が家庭と仕事の両立ができることが大前提です。働き方を変えないで、外国人の家事労働者を入れるというのは、スタートがそもそも間違っています。労働力不足の日本で、いろんな職場で外国人に働いてもらうのは必然です。私的なことになりますが、ドイツに住む小さな人のクラスの2/3は両親または片方の親が外国にルーツに持っているそうです。

次に3年で帰国の条件です。移民も、勿論難民も皆無と言っていいほど認めていない日本では、家族を呼び寄せて貰っては困るのです。3年が限度とは、随分と日本に都合の良い制度です。高齢者は基本的に在宅で自己責任でが政府の方針ですから、この分野での需要は少なくなることはありません。3年ごとに一から研修では、事業主も利用者も大変です。でも、ずっと住んでもらいたくない。さて、官僚の次の手はどのようなものでしょうか?彼女たちに注目することが、彼女たちの人権を守ることになります。

http://mainichi.jp/articles/20170310/k00/00m/040/065000c

 

 写真

第1陣として来日したフィリピン人女性=成田空港で2017年3月9日、

中村かさね撮影 毎日新聞から引用

では、今日はここまで。

「ローマの教室で」というタイトルの映画を見ました。

舞台は公立高校、登場する高校生の学年は4年生。ついでに、イタリアの学制は、小学校が5年間(6〜10)、中学校が3年間(1113)、高等学校が5年間(1418)です。

映画に登場する学校は、特に秀才の集まっている学校ではないようで、年配の教師なんか「頭空っぽの生徒」とバカにしています。

朝一番に出勤するのは校長。一番にする仕事はトイレットペーパーの補給。

授業中の生徒の態度は、私の勤務していた学校の生徒より悪い。ヘッドフォンして小声で歌っている生徒、携帯電話している生徒、私服なので、露出的な服装の生徒もいます。

ストリーもさることながら、やはり教育そのものに関心が行くのは、習性のようです。

最も気になったのが、教室の設備です。

暫く登校しなかった生徒が教室に入って来る。この生徒は勉強が好きでなく、学校に来たくないと思っているのを、担任が説得して、ようやく教室に現れた。「先生!私の椅子がありませんので帰ります」「ちょっと待って、すぐに調達してくるから」と担任は事務担当のような職員のところへ。「余分な椅子はありませんか」「そういえばA組にありました」と事務員?らしき人とA組の教室へ。ところが、その教室の担任が「ダメです。この椅子を手に入れるのに私は2カ月かかりましたから絶対に渡せません」。その間に、せっかく登校してきた生徒は帰宅していました。

私が勤務したどの学校も、用務員さんに言えば倉庫から即座に出してきてくれた。このシステムが分からん!この学校にたった一台あるプロジェクターも壊れている。意欲に燃える新任の教師(椅子を探し回った人)が直して生徒と映画を見ている。生徒は楽しげに笑っている。

イタリアの教育予算をネットで検索したら、ナント、日本の方がはるかに税金の投入額が低い。でも、生徒の数が多ければ教育予算は増えるから、生徒1人当たりで調べても、やはりイタリアの方が多い。

椅子やらプロジェクター、校長がトイレットペーパーを一個ずつ個室に入れている例からも、理解しがたい結果でしたが、イタリアの大学の授業料が、無償ではないけれどすごく安いことが判明。国公立も私立も年間10万円以下でした。もしかしたら、この点が教育予算の違いなのかもしれません。先進国で最も教育予算が少ないのは日本でした。

「頭空っぽ」と言われている生徒。でも授業内容はなかなか高度でした。まず、詩の暗唱が多い、言語も難解。美術の授業はまるで哲学のよう。生徒もいっぱしの理屈を教師に返す。注意されれば携帯も手渡すし、ヘッドフォアンも外す。その辺は、頭空っぽとは思えない。

おにぎりを握るために、進学クラスから普通科クラスに替わったという女子生徒の話を知っていますか?

DIAMOND ONLINEによれば、≪おにぎり2万個を野球部員のために握った女子マネージャーの話が話題になっている。この女子生徒がマネージャーを務めるのは、埼玉の春日部共栄高校野球部。開幕戦で春の甲子園の覇者である龍谷大平安を撃破したことでも話題となった。 この春日部共栄野球部では、体力強化のために練習中におにぎり5個を食べるということで、女子マネージャーが握っていたそう。その数、2年間で約2万個。そして、おにぎりを握ることに専任するために、進学コースから普通コースにクラス替えまでしていたという。≫【参考:夕刊アメーバーニュース】

反原発運動の一環として、運動の拠点を作るとの連絡があった。拠点というからには、生活もできる場所ということ。誰が掃除をし、誰が食事を作り、誰が食器を洗い、誰がゴミをだすのだろうかと考えた。いつも会議で使っている共同の部屋がある。運営は、原資を篤志家が出し、運営費は利用料と寄付で賄われている。
今は改善されたが当初、特に気になったのが煙草の吸殻の始末。時には灰皿にてんこ盛り。気の付く人が片付けるのだが、それはいつも女性。私は気が付くけど片付けない。片付けている人に言う。「火事になってもしゃあないやん。吸った本人の責任や」と。でも、多分吸っている張本人(複数)は、片付けるということが頭にないのだろう。灰皿は自動的に綺麗になっているものと思い込んでいるに違いない。運動は、身の周りのことを自分でなしてこそ、実のあるものになる。女子マネージャーが握ったおにぎりを食べて野球に勝った春日部共栄高校と、反原発運動のメンバーが重なる。

政府が進めるいわゆる「女性の活躍」を推進する法案について、厚生労働省の審議会は30日、報告書を取りまとめ、一定の規模を超える企業に女性の登用を進めるための計画の作成を義務づけるよう答申しました。一方、女性管理職の割合について数値目標を課すことは、経営側の強い反対もあり見送られました。
(2014.09.30NHKより)

やぱりね。日本は変わらんね。
今日はここまで。

安倍政権の「2014国家再興戦略」(2014.6.24閣議決定)に、10の挑戦というものがあり、その一つに「担い手を生み出す〜女性の活躍推進と働き方改革」があります。具体的には以下です。

≪女性の更なる活躍促進≫

*学童保育の拡充

*女性就労に中立的な税・社会保障制度等の実現

≪働き方の改革≫

*働き過ぎ防止のための取り組み強化

*時間でなく成果で評価される制度の改革

*多様な正社員の普及・拡大

*予見可能性の高い紛争解決システムの構築

≪外国人材の活用≫

*外国人技能実習制度の見直し

*製造業おける海外子会社従業員の受け入れ

*介護分野における外国人留学生の活躍


各項目の中で、安倍政権が「女性の人権を真剣に考えているか」に注目して、「ジェンダー」に関係するものを取り上げます。
10の挑戦を書き写していて気が付いたのですが、「女性の活用」ではなく、「女性の活躍」に変わっています。「活用」の目線は上からですから、以前、政府がこの言葉を使ったとき、即違和感を持ちました。所詮、男性議員の感覚はこんなもん、言い換えれば素直な表現とも言えますが、さすがにまずいと思ったのでしょうか?「活躍」になっています。
なぜ安倍政権が「女性の活躍」を謳いだしたか、それは女性の地位が、136カ国中105位で(「世界経済フォーラム」WEF・本部スイスが毎年発表している男女平等度評価。2013)、国際人権規約委員会、女性差別撤廃委員会、ILO等から何度も是正勧告を受けているから、せめて名目だけでも取り繕っておかねば、も理由の一つでしょう。

まず、≪女性の更なる活躍促進≫のための、【時間でなく成果で評価される制度の改革】と【多様な正社員の普及・拡大】と【外国人技能実習制度の見直し】と【介護分野における外国人留学生の活躍】を関連付けます。

安倍さんは、「新たな労働時間制度」は、労働時間ではなく、成果で評価される働き方だから、労働時間を自分でコントロールできる。だから、ワーク&バランスが両立でき易くなり、出産や子育てで女性は仕事を辞めなくてもいい。よって、女性の活躍に繋がる、と言っています。この改革は、結果的に「企業は残業代を支払わない」ということですから、『残業ゼロ法案』とも言われています。


 aの成果主義には沢山の問題点もあり、また成果を計れない職種もあります。子育てや家事を担うのは「女性」という意識は、現に存在しているのだから、仕事と家庭を両立できる仕事があればいいでしょう!転勤はありません。残業もありません。このような働き方のできる「限定正社員制度」は如何でしょうか?これが【多様な正社員の普及・拡大】です。これが含む問題点は多々ありますが、これは次回に。


c 今、再就職したいが、家事や介護で就労できないという女性が
220万人います。a・bの政策でも働くことのできない女性たちに、【外国人技能実習制度の見直し】と【介護分野における外国人留学生の活躍】を活用すれば、働くことができると言うのがこの政策です。【外国人技能実習制度の見直し】と【介護分野における外国人留学生の活躍】は突き詰めると、介護の問題に行き着きますので、先に育児と仕事の両立を考えます。2010年の統計でシングルマザーは108万人です。220万人と108万人の重なりが何人になるかは、これらの数字だけでは分かりませんが、果たしてこの政策が現実のものとなるでしょうか。このブログを書くきっかけになった卒業生は、今年度中に50歳になります。調査時点で68%の人が非正規でした。当時、仕事をしたいけれど、上述のような理由で、できなかった人が今、再就職をしていると仮定すれば、正社員で再就職できるのは奇跡のような年齢ですから、76%の女性が非正規で働いていることになります。これは、現実とそう外れた数字ではないと思っています。

家事と育児で仕事を辞めざるを得なかった女性が働ける環境は、外国人家事労働者の手を借りましょう!地域をしぼって規制を緩める「
国家戦略特区」で、掃除や洗濯など家事の負担を減らして女性の就労を促すための外国人家事労働者を家事サービスの分野で受け入れる政策です。これが、女性の活躍に繋がるでしょうか?家事と育児で仕事を辞めた女性が再び働くために、外国人家事労働者を雇用することが可能でしょうか?いったん仕事を辞めた女性は、非正規の仕事しか見つけられないのは、厳然たる事実です。非正規で働くために、外国人に家事をしてもらう、こんな図になります。一体、いくらの賃金額を外国人家事労働者に支払えというのでしょうか?さらに、外国から家事労働者として働きに来る人たちの抱える問題点も多々あります。【外国人技能実習制度の見直し】と【介護分野における外国人留学生の活躍】は、外国人家事労働者受け入れに緊密に関連しています。これらの政策の問題点は、このブログが長くなるので、外国人家事労働者の問題点と併せて次回にします。

なぜ、政府は、女性も男性も共にワーク&バランスを享受できるような政策を取らないで、小手先だけなのでしょうか?それは、心底女性に活躍して貰いたいとは思っていないからです。

小手先だけと思える事例をさらに紹介します。家事や育児で外に出られないひとり親に対し、「ひとり親家庭等の在宅就業支援事業」というものがあります。厚労省管轄です。大阪でシングルマザーの相談所を開設している女性がこの事業について説明してくれました。今年71日に持たれたこの事業についての評価検討会の内容については、ネットで検索できます。ネットで調べると、在宅で就労しているひとり親の59.3%は、月収5000円以下と出ています。この事業のために投じられている予算は約200億円。本来なら保育園充実や待機児童解消のために使われるべき「安心こども基金」から捻出しているそうです。では、この200億円はどこに使われているのでしょうか?それは、ひとり親が就労するためにスキルを学ぶ、例えばニチイ学館のような養成機関に支払われます。ネットで検索すればIT関連養成機関の名前が次々と出てきます。外国人家事労働者の受け入れと同様、この政策も女性が望む方向とずれていますよね。月収5000円以下(平均16367)の親に直接支給した方がよほど効果があると思うのですが…。結局、安倍さんの経済政策は企業の方を向いていると言えるのです。

では、今日はここまで。

本来は、517日に出された国連社会権規約委員会からの「日本に対する第3回総括所見」のことと、これに対しての関係各省庁の官僚と意見交換をしたことを書くべきなのですが、思うこと多々あるので、先にこちらから。「嶋川版徒然なるままに」です。厚かましいに「度」が付きますね。

自己実現という言葉があります。私の課題でもある女性の労働問題についても、「女性はなぜ外で働きたがるのか?」の問いに、「自己実現のため」と答えている文章をよく目にします。しかし、私は、卒業生の話を聞いて、「自己実現よりも自己表現」ではないかと考えています。「自己実現のための自己表現」「自己実現しても自己表現」。

しかし、自己実現って、簡単に言ったり書いたりしますが、考えてみると意味のわからない言葉です。「自己を実現する!ウン?」
「表現する」というのは、他との関わりの上に成り立つ言葉です。山奥の私(orあなた)しかいないところで一人で暮らしていても、日記を書いたり、ぶつぶつ言ったり、何かしら自分を表現していると思いませんか?
自己実現は、あくまで個人の問題のような印象を持ちます。

だから、「表現の自由」は基本的人権の内の重要な一つであり、今の憲法では、曲がりなりにも保障されています。参議院選の結果、憲法改正(私は改悪と思っています)になって、表現の自由が制限されることになる可能性も否定できません。そのときのために、庶民は思っていることを、井戸端会議でも、投書でも、いろんな方法でしておく必要があります。日常、表現をしておかないと、それが制限されたときの比較ができなくなりますから。しかし、表現するのは、書くにしろ、言葉にして言うにしろ難しい。表現のために必要な言葉はどれか?何を表現するのか?

twitterは140字で表現します。最近は番組の最中にどんどんtwitterが流れます。天気予報の放映中には、「明日、天気になるといいな」とかです。私はその都度違和感を持ちます。そんなことわざわざつぶやかなくてもいいのに、投稿しなくてもいいのにと。140字で表現できることって、とても表面的なことだと思うんです。必要なことを、的確な言葉で表現するには140字は短すぎます。

なぜ、このようなことを書いたかというと、安倍首相のfacebookの記事を新聞で見たからです。

まずの感想は、あんなに忙しいのに、よく書く時間があるなぁ!です。

次に、首相が、沈思黙考の上、書いているか、に対する疑問です。「左翼の人たち」と、いとも簡単に、安倍さんの意見に反対の意を表明した人たちを一括りにしています。私のこのブログですら、言葉の定義は調べてから書きます。首相の演説に反対表明をした聴衆者一人1人に、「あなた左翼ですか」って聞いて回ったのでしょうか。そもそも、左翼の人ってどんな考えの人を言うの?
(左翼、右翼の言葉の発生はフランス革命で勉強しましたよ〜!)

表現の自由を自分のものにするには、まず表現してみる。これが最初の一歩ですが、首相の言葉は、いくらfacebookとはいえ、個人ではない、政治家の、それも最も権力のある人の言葉です。軽々し過ぎです。軽いから、いくらでも書ける。どんどん投稿できるから、内容を精査しない。一方的な攻撃の言葉もしばしば見られる首相のfacebookは、靖国参拝に「個人として来ました」と言っているのと根底は同じだと思います。翻って私、このブログの内容は、別に書かなくてもいいのでは?はい、ごもっともです。

 

めげずに、書き続けましょう。私は名もなく、権力もないからね。

*先週のことです。植木に水遣りをするまでは、毎金曜日の反原発関電前集会に行かなければ、と思っていたのに、気が付いたらとっくに終わっていた時間でした。東京の商社9条の会のメンバーは、顔触れは異なっても常時20人くらい集まり、彼女たち、所謂おばちゃんたちの存在は、結構若者にも良い刺激を与えているようだと聞きました。集会後のお喋りも楽しみとかで、私も仲間があれば、うっかり忘れたりはしないだろうに!関電大津支社前は、常時30人ほどはいますが、全く個人で参加しているのは少数です。私は個人で参加しているので、いつも終わるとさっさと帰ってしまいます。でも、最大のショックは「忘れた」とうことです。これは、私の中で「原発」の存在が薄れてきた証ではないでしょうか。やれやれ!東電が新潟にある柏崎刈羽原発の再稼働を申請するとか、関電が大飯原発の下に活断層があると指摘されていることに、「活断層ではない」との調査結果を規制委員会に提出したとか、忘れている場合ではないのに…。私が集会人参加するのは、表現の一方法です。

*「女性の活用」という言葉。

今まで、「女性の活用」の言葉を使ってきましたが、使いつつ違和感がありました。でも、ぴったりくる表現が思い付かなかったので、「女性の活用」と言ってきました。しかし、安倍さんが言うと、なんか嘘くさい感じで、「登用して活躍できない女性はダメ!」とも言われているようにも聞こえます。生活保護受給者へのバッシングにも繋がっているような感じです。女性の活用の前提は、男女平等です。今後「女性の活用」の代わりに、何と称しましょうか?しばらく考えます。ふさわしい言葉があれば教えてください。安倍さんのは「マネーを生むための人材活用」のように聞こえて仕方ありません。安倍さんの三本の矢の「女性の活用」については、次のサイトを見てください。

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120507/124201/?bpnet

 

627日、冒頭に書いた参議院議員会館であった、各省庁との意見交換会に参加してきました。そこでの報告は、次回にする予定ですが、この会場でも、その後に行った連合での総合男女平等局長の話でも、なぜ女性の地位は低いままなのかの疑問は解けるどころか、ますます膨らみました。で、やはり私の思考は教育に行き着きます。

知り合いの葬儀に参列しました。予想に反して沢山の弔問客で、一般会葬者の席は、前方か親戚席の後方しかありませんでした。「前にお座りください」の係りの人の声に、「男の人が前に行ってもらって」と、私とそんな年齢の変わらない数人の女性。結局、彼女たちは、親戚席の後部に座りました。

お葬式の例は、私年代か、もう少し上の人たちです。この年齢は仕方ないね、ではないのです。
高校一年生になったばかりの5月、現代社会の授業でディスカッションをして貰いました。クラス40人、4人ずつの10チームがテーマについて話し合い、その結果を発表します。4人という単位は、机を持って90度回転させれば円卓会議状態にできるからです。また4人という単位は、発言しないでいるには少人数過ぎるからです。司会、記録、クラス全体の前での発表、要旨を黒板に書く(坂書)する担当と、お客さんではいられないという私が編み出した方法の最適人数なのです。最初にこの役割を決めて貰います。その結果、見事に同じような役割分担となります。司会と発表はほぼ男子生徒、記録と坂書はほぼ女子生徒です。中学校卒業から2カ月、この光景と、冒頭のお葬式の光景は、連綿と繋がっているのです。

これから、国連の社会権規約の所見と、雇用均等法を審議している審議会の意見書を読み比べてみます。その結果は次回に。
では、きょうはここまで。

中国電力の裁判の報告が遅くなりました。風邪がなかなか治らなくて、すっきりとしない日々です。

さて、中国電力の裁判は結審しました。判決は718日です。控訴人の長迫さんや弁護士の法廷での陳述は論理的で説得力がありました。傍聴している限り原告に理があります。しかし、この国の労働問題に関する判決は、本当に三権分立?と首をかしげたくなることがあるので、判決まで気を許せません。勝っても負けても、最高裁まで行くことになります。

59日の結審ならば、多分判決は9月だろうと控訴人側の関係者は思っていました。しかし、718日です。そんなに短い期間で判決文が書けるのだろうか、もしかしたら、判決の内容をもう決めているのではないか、結論ありきではないか、短い期間で決めるといいうことは、従来の価値観「男女差別はダメ。でも世間の慣習(これを公序良俗といいます)では、女性が補助的な仕事であることは仕方がない」を踏襲するのではないかと、不安な黒雲がむくむくと湧いてきました。
そこで、裁判所に、公正な裁判を要請することにしました。6月中に是非裁判所に要請ハガキを出してくださいませんか。
詳しくは「続きを読む」に入れておきます。



中国電力男女賃金差別裁判、ハローワーク雇い止め裁判、プラダセクシュアルハラスメント裁判の3原告たちがジュネーブへ4月下旬からのゴールデンウィークを利用して行きました。その時期に、ジュネーブで、国際人権規約の社会権規約委員会の審査があったからです。日本政府の審査は12年ぶりだったとか。当然、各審査項目に回答するのは、各省庁の官僚たちです。官僚たちは、いかに日本政府が努力しているかを述べます。

女性活用を問いただした国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)での回答もそうでした。「男女雇用機会均等法を作り、これを守っています」のような。また、男女の賃金差が大きいことに対しては、正規労働者のみの男女賃金差で回答することをしました。今や、女性の2/3は非正規雇用で働いているにもかからず、非正規の賃金はカウントしませんでした。

このようなことが予想されたので、日本から約70団体が参加し、ロビー活動を繰り広げました。で、上記3人のことに関する事項にも触れた勧告が出ました。日本語訳は以下で読むことができます。

http://www26.atwiki.jp/childrights/pages/234.html

こんなサイトもあるんだ〜!と、一度訪ねてみてください。

で、特に、委員会は、日本政府にILO111号条約を批准するように求めています。ILO111号条約を批准すると、司法にどのような影響が及ぼされるかが、下記の論文です。批准すると、冒頭に書いた、中国電力の判決が、大どんでん返しがあるかもしれない怖れが取り除かれる可能性が大であることが分かります。


≪社会権規約委員会:日本に対する第3回総括所見≫(2013年5月17日)

15委員会は、雇用および職業における差別に関するILO111号条約の批准を検討するべきである旨の締約国に対する勧告をあらためて繰り返す。


≪日本の司法状況を打破するためにも≫吾郷眞一(九州大学)著(20001020日部落解放482号掲載)

 ILOが国際的な世論をバックに、批准した国に対して、条約の正確な実施を働きかける効果は大きいと言いましたが、日本という国に着目したときに、さらに意味をもってきます。日本の司法、すなわち裁判所は、最近、とくに労働問題に関して保守的な態度をとりつつあります。憲法で保障されているさまざまな労働基本権を、きわめて狭く解釈する傾向にあります。労働者の基本権、広い意味での人権が、国内の裁判所で十分に保障されないという場合に、条約という国際取り決め、批准したならば国内法的な効果をもつ国際法を利用して、裁判所の限界を破ることができるわけです。今日の日本の司法状況を考えると、こういう可能性を残しておくことは十分に意味があることです。平等取り扱いの原則の実現をめざして、このILO111号条約が批准されることは、司法の限界を超える点においても、大きな意味があると言えます。


労働問題からは外れますが、滋賀県の嘉田知事が≪女性手帳は「論外」子育ては社会全体の問題≫と議会で答弁したとの記事がありました。
概要はこうです。

妊娠や出産に関する知識を広めるため、政府が導入を検討している女性手帳について、「論外。なぜ女性だけなのか。男性を含め社会全体で子育て、家族の問題を考えないといけない」と批判した。≫(京都新聞528日朝刊)


以上、あれこれ盛り込みましたが、政財界のトップに何が欠如していると思いますか?それは人権に対する考えです。女性の人権に関しては、嘉田知事はぶれませんね。では、続きを読むで、長迫さんの悔しさを知ってください。これは結審の場で、彼女が陳述した内容です。一部割愛してあります。
長くなるので、次回に、日本の人権のガラパゴス化について書きます。


 

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あけましておめでとうございます。今年も、不定期なこのブログに時々はアクセスして頂きますようお願いします。

2012126日のブログで紹介したベアテ・シロタさんがお亡くなりになったとの報道を「続きを読む」に入れます。

また、韓国と領有権を争っている竹島(韓国は独島)についての研究者、内藤正中島根大学名誉教授さんもお亡くなりになりました。お二人ともお歳とはいえ、日本の現状に、どれだけ心残りだっただろうとお察しします。しかし、なぜ日本のマスコミは内藤さんに関する報道をしないのかしら?

原発と同じで、政府に都合の悪いことは国民には知らせないということでしょうか。内藤さんの記事は下記で読むことができます。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/30/2012123000187.html


さて、昨年のブログの半分は原発に関するものが占めた感があります。このブログの本来の目的は、女性労働問題です。原点を忘れないようにと決意を新たにしていますが、労働者に関する法律や男女賃金差別等の特に女性に関する課題が遅々として進展していない現状に、なかなかネタが見つからなかったのも事実です。今回の選挙でさらに日本の女性の地位が下がりました。和光大学教授の竹信三恵子さんの記事は、日本の女性の現状についてです。下記にアクセスしてください。題は
逆戻りした女性議員比率に見る「ガラパゴス日本」のいまです。http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/2012122000006.html?iref=webronza



知り合いが夫の暴力(DV)に耐えかねて、家裁の調停に依頼しました。調停委員は全くDVについて理解していない人たちだったそうです。

「あなたさえ我慢すれば」
(私の言葉:怯えて暮らすということが全然分かっていない!
)
「家事をするなんて、良い夫ではないですか」(私の言葉:共働きだったら当たり前でしょう!)云々。調停は裁判官と良識ある調停委員が面接すると下記サイトにあります。裁判官を含め、このような考えの方たちの見解で調停がなされるのなら、日本の女性の地位は低いままだわと思います。

http://www.courts.go.jp/kanazawa/vcms_lf/106054.pdf



課題は大きくて沢山あります。一つ一つ課題に取り組む情熱が続くか心配ですが、今後ともお付き合いください。では、今日はここまで


 

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